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人工芝の設置前に知っておきたい注意点と準備事項

人工芝の設置前に知っておきたい注意点と準備事項

自宅の庭やベランダを、手軽に緑豊かな空間に変えられる人工芝。DIYで施工を考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、「自分でやって失敗したらどうしよう」「何から準備すればいいの?」と不安に感じるかもしれません。

この記事では、人工芝を美しく長持ちさせるために、設置前に必ず知っておくべき注意点準備事項について詳しく解説します。これから人工芝を敷きたいと考えているDIY好きなあなたのために、基礎処理のポイントから施工後のトラブル対策まで、網羅的にご紹介します。

人工芝設置前に準備すべきことの全貌

人工芝設置前に準備すべきことの全貌

人工芝の仕上がりは、事前の準備で決まると言っても過言ではありません。後から後悔しないためにも、以下の項目を一つずつ確認していきましょう。

施工場所の確認:どんな場所にも敷ける?

人工芝は、庭、ベランダ、屋上、玄関アプローチなど、さまざまな場所に設置できます。しかし、場所によって注意すべき点が異なります。

  • 庭(土・砂利)
    最も一般的な場所です。雑草の処理や地面の凸凹をならす作業が重要になります。
  • ベランダ・バルコニー(コンクリート)
    水はけを考慮する必要があります。排水溝を塞がないように、人工芝のサイズや向きを調整しましょう。
  • 屋上
    防水層を傷つけないよう注意が必要です。また、風で飛ばされないようにしっかりと固定する工夫が求められます。

施工する場所の広さや形状を正確に計測し、人工芝の必要量を把握することが最初のステップです。

必要な道具と材料のリストアップ

施工に必要な道具と材料を事前に準備しておくと、作業がスムーズに進みます。ホームセンターなどで手軽に揃えられるものばかりです。

分類 道具・材料名 目的
下地処理 除草剤、鎌、草刈り機など 雑草の除去
スコップ、レーキ、トンボ 地面を平らにする、砕石をならす
転圧機(プレートコンパクター) 地面を固める(レンタル可能)
防草シート 雑草の発生を抑制する
U字ピン、釘、接着剤 防草シートや人工芝の固定
人工芝 人工芝本体 メインの材料
ジョイントテープ、接着剤 人工芝の継ぎ目を固定する
カッターナイフ、メジャー 人工芝のカット

美しい仕上がりの鍵!基礎処理の重要ポイント

人工芝を敷く前の基礎処理は、仕上がりと耐久性を大きく左右します。この工程を怠ると、「凸凹になる」「水たまりができる」「雑草が生えてくる」といったトラブルにつながりかねません。

雑草・石の徹底除去と地面の整地

施工場所の雑草や石、ゴミなどをすべて取り除きます。特に、雑草の根が残っていると、人工芝の隙間から再び生えてくることがあります。除草剤を散布したり、根っこからしっかりと抜き取ったりして、徹底的に除去しましょう。

次に、地面を平らにならします。スコップやレーキを使って、凸凹がないように均します。この時、少しだけ勾配をつけておくと、雨水が流れやすくなります。

砕石と防草シートで下地を完璧に

地面を平らにした後、砕石(路盤材)を敷き詰めて固めることをおすすめします。砕石を敷くことで、水はけが良くなり、地面が安定します。その後、転圧機を使ってしっかりと固め、下地を安定させます。

砕石を敷かない場合でも、防草シートは必ず敷きましょう。防草シートは、下からの雑草の発生を抑えるだけでなく、地面の沈下を防ぐ効果もあります。人工芝の寿命を延ばすためにも、品質の良い防草シートを選ぶことが重要です。

失敗しない人工芝の選び方とカット方法

失敗しない人工芝の選び方とカット方法

ホームセンターに行くと、たくさんの種類の人工芝が並んでいます。どれを選べばいいか迷いますよね。後悔しないための選び方と、自分でカットする際のポイントをご紹介します。

人工芝の選び方:見るべきは「芝の密度」と「クッション性」

  • 芝の密度
    芝の密度が高いほど、見た目がリアルで耐久性も高まります。手に取ってみて、指が埋もれるくらいの密度があるものがおすすめです。
  • 芝葉の長さ
    芝葉の長さは20mm〜40mmが一般的です。芝葉が長いほどクッション性が増し、ふかふかとした感触を楽しめます。お子さんが遊ぶ場所には、少し長めのものを選ぶと安心です。
  • 裏面の素材と水抜き穴
    裏面は、水はけを考慮した素材で、しっかりとした水抜き穴が空いているものを選びましょう。これにより、雨が降っても水たまりができにくくなります。

人工芝のカット:寸法を正確に測る

人工芝は、設置場所に合わせてカッターナイフでカットします。

  1. 寸法を正確に測る
    メジャーで測った寸法よりも、少し大きめにカットします。
  2. 裏面からカットする
    人工芝を裏返して、カットしたい場所に線を引きます。線に沿ってカッターナイフで丁寧にカットしましょう。ハサミではなく、カッターを使うことで、よりきれいに切り口を整えることができます。

施工後のトラブルとよくある質問

施工後のトラブルとよくある質問

DIYで人工芝を設置した後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、よくあるトラブルとその解決策を知っておきましょう。

「継ぎ目が目立つ」「端がめくれる」

人工芝の継ぎ目は、時間が経つと目立ってしまうことがあります。また、端がめくれてしまうと、つまづいて転倒する原因にもなります。

  • 解決策
    継ぎ目にはジョイントテープや専用の接着剤を使い、隙間なくしっかりと固定しましょう。また、端や角はU字ピンを多めに打ち込むか、コンクリート面の場合は専用の接着剤で固定することで、めくれを防げます。

「水はけが悪い」「雑草が生えてきた」

これは、事前の基礎処理が不十分だった場合に起こりやすいトラブルです。

  • 解決策
    水はけが悪い場合は、下地の砕石の量が少なかったり、地面が平らでなかったりする可能性があります。雑草が生えてきた場合は、防草シートの敷き方が甘かったり、隙間から侵入したりしたことが考えられます。これらのトラブルは、再施工が必要になる場合もあるため、やはり事前の準備が最も重要です。

人工芝施工事例のご紹介

ここでは、弊社で人工芝を設置されたお客様の事例をいくつかご紹介します。DIYでの施工を検討されている方も、プロに依頼した場合の仕上がりのイメージとして参考にしてください。

DIYでの施工が不安な方へ

ここまで、人工芝のDIY施工について詳しく解説してきました。もちろん、自分で施工することで費用を抑えられたり、愛着がわいたりするメリットがあります。

しかし、「基礎処理を失敗して、結局やり直すことになった…」「道具を揃えるのが面倒」「もっときれいに仕上げたい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

特に、広範囲の施工や複雑な形状の場所への設置は、プロの技術が必要になります。

人工芝の施工から、アフターメンテナンスまで、トランスレーションにお任せください。
お問い合わせ、お見積りは無料です!お気軽にお問い合わせください!

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