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コラム

人工芝の費用対効果を検証:初期費用とランニングコストの比較

人工芝の費用対効果を検証:初期費用とランニングコストの比較

「家族や友人と過ごすためのお庭が、いつの間にか週末の悩みのタネになっていないでしょうか。汗だくになって芝を刈り、抜いても生えてくる雑草との戦いに、貴重な休日が終わってしまう…」

戸建てにお住まいの方なら、一度はそんなご経験があるかもしれません。

青々とした天然芝のお庭は非常に魅力的ですが、その美しさを維持するためには、芝刈り、水やり、雑草対策、肥料の散布といった定期的なメンテナンスが欠かせません。

この手間と継続的にかかるコストが、大きな負担となることも事実です。

そこで近年、新たな選択肢として注目を集めているのが「人工芝」です。

「初期費用が高いのでは?」「すぐにダメになってしまうのではないか?」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

この記事では、お庭づくりの専門家である弊社トランスレーションが、人工芝の「費用対効果」に焦点を当て、初期費用からランニングコスト、さらには手間や時間といった「見えないコスト」まで含めて、天然芝と比較しながら徹底的に検証していきますので、ぜひ最後までお読みください。

【徹底比較】
人工芝 vs 天然芝 結局どちらがお得?

【徹底比較】人工芝 vs 天然芝 結局どちらがお得?

「初期費用は天然芝の方が安いが、維持費は人工芝の方がかからない」

これは一般的に言われることですが、具体的にどれくらいの差があり、何年で元が取れるのか、気になるところではないでしょうか。

ここでは、具体的なモデルケースを設定して、10年間のトータルコストをシミュレーションしてみましょう。

シミュレーションの前提条件

比較の公平性を保つため、以下の条件で費用を算出します。

  • 庭の面積: 50㎡(約15坪)
  • 比較期間: 10年間
  • 施工方法: 専門業者による施工

 初期費用(イニシャルコスト)の比較

まず、お庭を完成させるまでにかかる初期費用を見ていきましょう。

項目 人工芝(高品質な製品) 天然芝(高麗芝)
材料費 250,000円~ (5,000円/㎡~) 50,000円~ (1,000円/㎡~)
下地整備・施工費 200,000円~ (4,000円/㎡~) 150,000円~ (3,000円/㎡~)
その他(諸経費) 50,000円~ 30,000円~
合計 500,000円~ 230,000円~

※上記は一般的な費用を想定しています。

  • 人工芝の場合の内訳

    人工芝の初期費用には、主に以下のものが含まれます。

    • 人工芝本体の費用
    • 防草シート、下地材(砕石、砂)などの副資材費
    • 整地、転圧、設置、仕上げなどの施工費
  • 天然芝の場合の内訳

    天然芝の場合は、芝本体の価格は比較的安価ですが、健康な芝を育てるための土壌作りが重要になります。

    • 天然芝(高麗芝など)の費用
    • 山砂、黒土などの床土代
    • 土壌改良、整地、芝張りなどの施工費

上記のとおり、初期費用だけを比較すると天然芝の方が25万円以上安く抑えられることがわかります。この金額だけを見ると、多くの方が天然芝を選びたくなるかもしれません。

しかし、本当の費用対効果は、この先にかかる「ランニングコスト」で大きく変わってきます。

ランニングコスト(維持費用)の比較

次に、お庭を維持していくために10年間でかかる費用を比較します。

項目 人工芝 天然芝
水道代 ほぼ0円(汚れが気になった際に水を流す程度) 約60,000円(年間6,000円 × 10年)
肥料・薬剤代 0円 約50,000円(年間5,000円 × 10年)
メンテナンス道具代 0円 約20,000円(芝刈り機、散水用具など)
目土・補修費 0円 約20,000円(2~3年に1回程度)
合計(10年間) ほぼ0円 約150,000円

※上記は一般的な費用を想定しています。

  • 人工芝のランニングコスト

    人工芝の最大のメリットは、維持費がほとんどかからない点です。
    落ち葉をブロワーで吹き飛ばしたり、汚れが気になった時に水で洗い流したりする程度で、美しい景観を維持できます。

  • 天然芝のランニングコスト

    一方、天然芝は生き物であるため、その健康を維持するために継続的なコストが発生します。

    • 水道代: 特に夏場は毎日の水やりが欠かせません。
    • 肥料・薬剤代: 年に数回の施肥や、病害虫・雑草対策のための薬剤が定期的に必要です。
    • メンテナンス道具: 芝刈り機や散水ホースなどは、初期投資もしくは数年ごとの買い替えが必要です。/li>

10年間で見ると、天然芝は約15万円ものランニングコストがかかる計算になります。

【結論】10年間のトータルコストで見る費用対効果

それでは、初期費用と10年間のランニングコストを合計した「トータルコスト」を見てみましょう。

項目 人工芝 天然芝
初期費用 500,000円 230,000円
ランニングコスト(10年) 0円 150,000円
トータルコスト(10年) 500,000円 380,000円
1年あたりのコスト 50,000円 38,000円

10年間のトータルコストでは、まだ天然芝に軍配が上がります。

しかし、差額は当初の27万円から12万円まで縮まりました。このシミュレーションで計算すると、損益分岐点は約17年目に訪れることになります。 しかし、この計算には「ある重要なコスト」が含まれていません。

費用だけじゃない!
人工芝がもたらす「時間」と「安心」

費用だけじゃない!人工芝がもたらす「時間」と「安心」

費用対効果を考える上で、金銭的なコストと同等、あるいはそれ以上に重要なのが「見えないコスト」つまり「時間」と「労力」です。

圧倒的なメンテナンスフリーがもたらす「自由な時間」

天然芝のメンテナンスには、どれくらいの時間がかかるでしょうか。

  • 芝刈り: 月2~4回(1回あたり1時間~)
  • 水やり: 毎日(夏場は特に)
  • 雑草取り: 週1回~

これらの時間を年間に換算すると、数十時間にも及びます。

貴重な休日が、お庭の手入れだけで終わってしまうことも少なくありません。 人工芝を導入するということは、この「数十時間の手間」を毎年買い取ることと同じです。

その時間で、家族とバーベキューを楽しんだり、趣味に没頭したり、ゆっくりと読書をしたり…お金には換えられない価値が生まれるのです。

年間を通して美しい景観を維持する「精神的な満足感」

天然芝は、冬になると茶色く枯れてしまい、景観が寂しくなりがちです。また、少し手入れを怠るとすぐに雑草が生い茂り、見た目が悪くなってしまうことも。

 人工芝であれば、365日、常に青々とした美しい景観を維持できます。

「雑草の心配をしなくていい」「いつ見ても庭がきれい」という精神的な満足感やストレスからの解放は、日々の暮らしに豊かさをもたらしてくれます。

安全性への配慮「お子様やペットにも優しい庭へ」

天然芝の健康を保つために、除草剤や殺虫剤などの薬剤を使用することに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。

 人工芝なら、そうした薬剤を一切使う必要がありません

小さなお子様やペットが、お庭で安心して寝転んだり駆け回ったりできる。この「安心」も、人工芝が提供する大きな価値の一つです。

高品質な人工芝はクッション性も高く、転倒時の衝撃を和らげる効果も期待できます。

「高い人工芝は長持ちする?」
耐久性への懸念を解消します

「高い人工芝は長持ちする?」<br>耐久性への懸念を解消します

「初期投資をしてすぐにダメになったら意味がない」というご懸念は、もっともです。人工芝の費用対効果は、その耐久性に大きく左右されます。

人工芝の寿命を決める3つの要素

人工芝の寿命は、主に以下の3つの要素で決まります。

  1. 製品の品質: 安価な人工芝は、紫外線による色褪せや劣化が早く、数年で見た目が悪くなったり、芝葉が抜けたりすることがあります。

一方、高品質な製品は、耐UV加工が施され、高密度で復元力の高い素材を使用しているため、長期間にわたって美しさと機能性を保ちます。

  1. 施工の質: どんなに高品質な人工芝を選んでも、施工、特に「下地作り」が不十分だと、水はけが悪くなってカビが発生したり、地面がデコボコになったりして、寿命を大きく縮めてしまいます。

平らで水はけの良い頑丈な下地を作るには、専門的な知識と技術が不可欠です。

  1. 使用状況とメンテナンス: 基本的にはメンテナンスフリーですが、年に数回、デッキブラシなどで芝葉を起こすようにブラッシングしてあげることで、より長く良い状態を保つことができます。

高品質な製品とプロの施工なら10年以上の耐久性も

「安物買いの銭失い」という言葉があるように、初期費用だけを追い求めると、数年での張り替えが必要になり、結果的に高くついてしまうケースも少なくありません。

 弊社トランスレーションが扱うような高品質な人工芝を、経験豊富なプロが責任を持って施工すれば、10年以上の長期間にわたって美しいお庭を維持することが可能です。

長期的に見れば、その初期投資は「時間」と「安心」そして「満足感」という形で、十分に元が取れると確信しています。

【写真で見る】
人工芝で実現した理想のお庭

実際に人工芝を導入されたお客様が、どのように満足されているのか。具体的な施工事例をご覧ください。

長期的な視点で考える、賢い庭づくりの選択

長期的な視点で考える、賢い庭づくりの選択

ここまで、人工芝と天然芝の費用対効果を様々な角度から検証してきました。

 初期費用だけを見れば天然芝が有利ですが、10年、20年という長いスパンで考えた場合、維持にかかる「金銭的コスト」と、手入れにかかる「時間的コスト」の両方を考慮すると、人工芝の費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。

 あなたに最適なプランを一緒に考えます

当然ながら、お客様のお庭の状況、ご予算、ライフスタイルによって最適な選択は異なります。

 「まずは費用感を詳しく知りたい」「うちの庭でも綺麗に施工できるか見てほしい」 、弊社はそのようなお客様一人ひとりのご要望に真摯に向き合います。

まずはお気軽にご相談ください

弊社トランスレーションでは、費用対効果に関するご相談はもちろん、お客様に最適な人工芝と施工プランをご提案させていただきます。

現地調査からお見積りまでは無料で承っております。

私たちの役目は、お客様のお悩みを解決し、理想のお庭づくりをサポートすることですので、どうぞ安心してお声がけください。

お客様の「庭がもっと好きになった」という一言が、私たちの何よりの喜びです。

まずはお気軽にご連絡いただき、あなたのお庭に関するお悩みや理想をお聞かせください。

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